2012年6月3日日曜日

Windows8RPのOSとアプリの結び付き

OSとMetroスタイルアプリの結び付きをザックリ整理します。なお、Windows 8 Release PreviewのMetroスタイルアプリ視点での概要説明となりますので注意してください。

2つの画面

Windows8には主な操作画面が2種類存在します。

  • デスクトップ画面

    Windows7までの従来とほぼ同じ見た目と使い勝手の画面となります。ただし、従来まであった[スタート]ボタンが廃止されています。
    Metroスタイルアプリの配置や起動は行えません([スタート]画面を経由する事になります)。
    [スタート]画面へ移動するには[ウィンドウズ]キーを押下します。

  • スタート画面

    Winodows8から追加された画面です。メトロ画面とも呼ばれています。
    画面上にはライブタイルと呼ばれる1x1か2x1サイズのアプリが好きな情報を表示可能なタイルが敷き詰められており、タイルをタップする事で1つのアプリを画面全域に表示する画面となっています。デスクトップアプリもショートカットとしてタイル配置可能です。
    [デスクトップ]画面へ移動するには[デスクトップ]タイルをタップします。

チャーム

どこからでも表示する事が可能なメニューであるチャーム バーが表示されます。
チャームには[検索]、[共有]、[スタート]、[デバイス]、[設定]の4種類の操作が行えます。[スタート]は[ウィンドウズ]キーと同じ動作を行います。それ以外はOS/フォアグラウンド アプリに対するイベントを実施する事が可能で、コントラクトと呼ばれています。

チャームを表示する為には、タッチ操作なら画面右端を左に向かってスワイプ移動させる事で表示され、マウス操作なら画面右上か右下へマウスポインタを移動させると表示されます。
ショートカットキーは[ウィンドウズ]と[C]キーです。

  • 検索


    検索可能なアプリを対象に検索を行うことが可能です。この機能は串刺し検索ではなく、検索を行いたいアプリを選択して検索を実施します。
    なお、デフォルトで選択されているアプリはアクティブ アプリとなります。
    ショートカットキーは[ウィンドウズ]+[Q]キーです。

  • 共有


    共有可能なアプリを対象にアクティブ アプリで共有可能なコンテンツを、共有可能なアプリに受け渡す事が可能です。受け渡すデータ形式が受け取れるアプリが一覧表示され、ユーザ操作によって選ばれたアプリに対してデータが受け渡される事になります。ショートカットキーは[ウィンドウズ]+[H]キーです。
  • デバイス


    アクティブ アプリと連携可能な外部デバイスと連携を行います。連携可能な外部デバイスが一覧表示され、ユーザ操作によって選ばれた外部デバイスに対して連携を行います。ショートカットキーは[ウィンドウズ]+[K]キーです。

  • 設定


    アクティブ アプリとOS設定情報が表示されます。アクティブ アプリの設定項目の場合は画面上に設定情報が表示され、OS設定情報の場合は別アプリが起動して設定画面が表示されます。


最近使用したアプリのリスト

[スタート]画面上から起動したアプリが履歴管理されているリストです。
サムネイルを画面中央へ移動させるとアプリ起動、画面下部へ移動させるとアプリを終了させる事が可能です。

アプリ起動リストを表示する為には、タッチ操作なら画面左端を右に向かってスワイプ移動させる事で表示され、マウス操作なら画面左上か左下へマウスポインタを移動させて下か上へ移動すると表示されます。
ショートカットキーは[ウィンドウズ]と[TAB]キーです。


アプリバー


[スタート]画面から起動可能なアプリはアクティブ アプリに関するイベントを実施する為のバーであるアプリバーが表示可能です。バー上の右にはアプリ全体に関するイベント、左には表示中の画面に関するイベントを実施するボタンを配置するルールとなっています。

アプリバーを表示する為には、タッチ操作なら画面下端を上に向かってスワイプ移動させるか、画面上端を下に向かってスワイプ移動させる事で表示されます。マウス操作なら右クリックで表示されます。

ロック画面

ロック画面の左下に任意アプリ情報を表示する事が可能です。表示すべき内容がある場合のみ、アプリ情報が表示されます。

スナップ

Metroスタイルアプリは画面の左か右端に横幅320pxの領域で表示する事が可能です(解像度が横幅1366px以上の場合)。この幅で表示される領域の事をスナップと言い、それ以外の領域の事をフィルと呼びます。スナップに対応したアプリだと、小さな領域の中で最適化されて表示されます。
  1. tweetTROアプリはスナップに対応されていました。画面の上端をタップして、左か右端へドラッグ&ドロップします。

  2. これでスナップ領域へtweetTROが配置されました。フルで表示していた時と違い、320pxに合わせたレイアウトで表示されています。
  3. あとはいつも通りにアプリを起動するとフィル領域にアプリが表示されます。

OSとMetroスタイルアプリの結び付きである連携部分はこんな感じだと思います。どこで連携取っているかが分かれば、ライフサイクルやアプリの表現方法が見えてくる...ハズ。

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